• エステの歴史について

    エステティシャンを志す人は多いかと思いますが、その歴史について深く言及したり知識として身に付けようと考える人はそれほど多くは無いのが現状です。世界各地には古くから伝承されてきたさまざまなマッサージ法や施術がありますが、現代ではそれらを総じて「エステ」と呼ぶ場合がほとんどです。

    しかし、エステティックという言葉は元々フランス語で「美学」や「美意識」という意味で使われており、日本で行われているマッサージや美容マシンを用いた施術などを限定的に指す言葉とは異なります。ちなみに、美容術全般のことをエステと略して呼んでいるのは日本だけであり、世界各地ではこうした略し方はほとんど行われていないという事を覚えておく必要があります。

    今では当たり前のように行われているエステですが、元々は「男性用の理髪店」で開始されたのが始まりだと言われています。日本国内において初めてエステの施術が行われたのは「明治時代」だと言われており、その頃に行われていたのは美顔術と呼ばれる女性向けの「フェイシャルケア」です。元々は男性に対して提供されていたサービスですが、その評判を聞きつけた女性が理髪店を訪れるようになり、次第に女性客が増えていったとされています。

    このフェイシャルケアが日本国内でのエステの発端とされており、時代の移り変わりと共に女性の美への意識が高まっていき、エステの技術や種類も多様化していったのです。特に1970年代には経済が豊かになったことでより一層その傾向が強くなり、その頃には顔だけでなく全身マッサージや脱毛なども行われるようになっています。