• 日本におけるエステの歴史について解説

    世界にはさまざまな伝統文化が存在していますが、「美容」の分野に特化した文化というのは限定的であり、それほど多いわけでは無いというのが実のところです。元々は中世フランスで貴族の女性たちが、使用人や召使にヒーリングマッサージやアロマを使った入浴法などを行わせていたのがエステの始まりだと言われています。その後、ポーランドで世界初のエステサロンが創業すると、美容に特化した技術やサービスが確立されていき、世界各地へと伝承されていったのです。私たちが住む日本におけるエステの歴史は意外にも浅く、始まりは明治時代だと言われています。

    日本におけるエステは明治28年頃に始まり、その起源は男性向けの「理髪店」で行われていた顔へのマッサージだと言われています。当初、理髪店はサービスの一環として男性客の顔へのマッサージを行っていましたが、あまりにも人気が出てしまったことで遂には女性向けの「美顔マッサージ」も提供するに至ったのです。その評判が口コミによって広まりを見せ、最終的には男性客よりも女性客で一杯となる事態へと発展したとされています。

    これが日本で行われた最初の「フェイシャルエステ」であり、当時は美顔術という名で施術が行われていたと記録には残っています。しかし、エステが本格的に美容術として日本国内でブームとなったのは「第二次世界大戦後」であり、経済力が回復してきた1970年代から一気にエステへの注目度が上がっていきます。その頃の日本ではようやくテレビが普及し始め、そこに写るスター達が美容を保つための技術としてエステを紹介した事で爆発的なブームへと繋がったのです。